今回の記事は小ネタでしかも痛々しいのだが、あんまり気にせんように。
中二病、という単語については多くの説明はいるまい。
ここで注目すべきは、
この単語が日本のオタク文化の拡大とともに中華圏にも輸出され、
一部の人たちの間で「中二病（zhong er bing）」と、
中国語の単語として成立してしまっているという事実である。
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で、百度貼吧にも「中二病」板というのがあり、
中国の中二たちが中二っぽいスレをいろいろ立てて中二している。
以下、そのなかから１本紹介したい。
書き込んでる人間の年齢層を見ると、見事にローティーンばっかりだ。
中国の患者たちのリアルをどうぞご覧ください。
―――――――――――――――――――――――――――――
【洗脳行為】
原文「洗脳行為」 中二病板
http://tieba.baidu.com/p/1773890074
1： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ 2012-08-06 08:33
国語や歴史の授業は洗脳だ。
中国はどれほど素晴らしい国家なのかを知らしめるためにある。
そして、人民の不満をすべて、
過去に中国を侵略した日本人へと向けるようになっているのだ……。
憤青たちはバカだ。
だから、憤青みたいにはなりたくないため、
国語と歴史は０点でも別に構わないと思う。
※憤青…中国において、ネット上で愛国主義とか排外主義関連でがーが―うるさい人たちのこと。
2： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（広西16歳♂）
政治とは洗脳なのだよ。
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（＝１）
政治とかどうでもいい、子どもに関係ないからな。
だが、教科書は小学校の頃から触れるものだ。
幼いころの洗脳はなかなか覚めるものではない。
3： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（♀）
国語と社会が悪いんじゃなくて、その人自身の問題なんじゃない？
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（＝１）
国語にも共産党の長征の故事が出てくるではないか。
とにかく中国にとって都合の悪いことは教科書に書かれていないのだ。
歴史の授業にしてもそうではないか。
小学生の頃、自分は中国人であることに誇りをもっていたが、いまや……
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（♀）
私は中国人に生まれて嬉しいけど？
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（＝１）
俺は母親から生まれた人間に過ぎない。国家などは何の関係もない。
5： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（＝１）
口にして構わないのは、
学校や職場への不満までにとどめられている。
さもなくば、不満の噴出により（国家の）すべてが崩壊するからだ。
教科書を出している人々はそれをよくわかっているのだ。
6： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（広西 12歳♀）
教科書とかまじめによんだことないしー
7： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（♂）
ククク……我を最も苦しめしは国語と社会……。
8： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（14歳♀）
私は試験の点数が稼げればそれでいいと思うの。
で、それから就職するだけなの。
9： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（♀）
ククク……中国など……。
全てが偽りの国ではないか……。
10： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（14歳♂）
俺はすでに自分の世界観を形成していてよかったよ。
政治的な洗脳は受けないのだ。
※14歳で形成される世界観ってなんなんだろう。
12： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（＝１）
俺の世界観は小学生の頃に形成された。
それが高校に入って変わった。
13： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（江蘇省♀16歳）
ククク……。中国とはそういうものなのだ……。
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思春期になると「この社会は間違っている！」などと言い出すのは万国共通。
中国の中二病患者たちもおそらく、
英語がわからんのにいきなり洋楽（メタル）を聴きだすとか、
RPGツクール買ってからゲームクリエイターを目指して設定資料ノートだけ無駄に充実させるとか、
とりあえず外出するときは全身黒ずくめの服とか、
風呂場で鏡を1時間見つめて親父に切れられるとか、
怪我してないのに腕に包帯巻いて右腕を忌呪帯法で封印するとか、
教室に突然乱入してきたテロリストを倒す設定の妄想で授業を1時間潰すとか、
邪気眼とかエターナルフォースブリザードとか真の人格影羅とかカノッサ機関とか放課後のジョーカーとか、
飛龍族の生き残りとかバルキスの定理とか語尾にぱふぅとか、
日々の暮らしのなかでそれ系の楽しい黒歴史を積み上げ続けているのであろう。
彼らがいう「中国の歴史の教育は洗脳」というのも、
日本で中学生が「因数分解なんか将来の役に立たねえよ」とか言ってるのと質的に大して変わるまい。
まあ何というか麻疹というかお年頃というか
そういう痛々しい通過儀礼にすぎないものに違いないのだ。
……ゆえに、きっと10年後の彼らはほぼ間違いなく、
過去の黒歴史を思い出して枕に顔埋めてバタバタする羽目になる。
だが、そうして大人になったときに
「でも、やっぱりうちの国の政府って汚ねえしダメなもんはダメだよな」と
自分の頭で考えてそんな結論に再び達するのか、
「政府は確かに汚ねえけど、
中国を治めるには汚ねえ連中じゃなきゃムリだわな」と
諦観して現実的になるのか。
中国では一般的には後者の方が多いようだが、
さて、このスレの中二病患者たちは今度にどちらになるのであろう。
生暖かく見守りたいところではある。
中二病、という単語については多くの説明はいるまい。
ここで注目すべきは、
この単語が日本のオタク文化の拡大とともに中華圏にも輸出され、
一部の人たちの間で「中二病（zhong er bing）」と、
中国語の単語として成立してしまっているという事実である。
で、百度貼吧にも「中二病」板というのがあり、
中国の中二たちが中二っぽいスレをいろいろ立てて中二している。
以下、そのなかから１本紹介したい。
書き込んでる人間の年齢層を見ると、見事にローティーンばっかりだ。
中国の患者たちのリアルをどうぞご覧ください。
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【洗脳行為】
原文「洗脳行為」 中二病板
http://tieba.baidu.com/p/1773890074
1： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ 2012-08-06 08:33
国語や歴史の授業は洗脳だ。
中国はどれほど素晴らしい国家なのかを知らしめるためにある。
そして、人民の不満をすべて、
過去に中国を侵略した日本人へと向けるようになっているのだ……。
憤青たちはバカだ。
だから、憤青みたいにはなりたくないため、
国語と歴史は０点でも別に構わないと思う。
※憤青…中国において、ネット上で愛国主義とか排外主義関連でがーが―うるさい人たちのこと。
2： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（広西16歳♂）
政治とは洗脳なのだよ。
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（＝１）
政治とかどうでもいい、子どもに関係ないからな。
だが、教科書は小学校の頃から触れるものだ。
幼いころの洗脳はなかなか覚めるものではない。
3： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（♀）
国語と社会が悪いんじゃなくて、その人自身の問題なんじゃない？
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（＝１）
国語にも共産党の長征の故事が出てくるではないか。
とにかく中国にとって都合の悪いことは教科書に書かれていないのだ。
歴史の授業にしてもそうではないか。
小学生の頃、自分は中国人であることに誇りをもっていたが、いまや……
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（♀）
私は中国人に生まれて嬉しいけど？
＞◆罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民（＝１）
俺は母親から生まれた人間に過ぎない。国家などは何の関係もない。
5： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（＝１）
口にして構わないのは、
学校や職場への不満までにとどめられている。
さもなくば、不満の噴出により（国家の）すべてが崩壊するからだ。
教科書を出している人々はそれをよくわかっているのだ。
6： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（広西 12歳♀）
教科書とかまじめによんだことないしー
7： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（♂）
ククク……我を最も苦しめしは国語と社会……。
8： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（14歳♀）
私は試験の点数が稼げればそれでいいと思うの。
で、それから就職するだけなの。
9： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（♀）
ククク……中国など……。
全てが偽りの国ではないか……。
10： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（14歳♂）
俺はすでに自分の世界観を形成していてよかったよ。
政治的な洗脳は受けないのだ。
※14歳で形成される世界観ってなんなんだろう。
12： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（＝１）
俺の世界観は小学生の頃に形成された。
それが高校に入って変わった。
13： 罪深き紅の帝国テュ＝ウゴクの名無し人民＠相手は死ぬ（江蘇省♀16歳）
ククク……。中国とはそういうものなのだ……。
―――――――――――――――――――――――――――――
思春期になると「この社会は間違っている！」などと言い出すのは万国共通。
中国の中二病患者たちもおそらく、
英語がわからんのにいきなり洋楽（メタル）を聴きだすとか、
RPGツクール買ってからゲームクリエイターを目指して設定資料ノートだけ無駄に充実させるとか、
とりあえず外出するときは全身黒ずくめの服とか、
風呂場で鏡を1時間見つめて親父に切れられるとか、
怪我してないのに腕に包帯巻いて右腕を忌呪帯法で封印するとか、
教室に突然乱入してきたテロリストを倒す設定の妄想で授業を1時間潰すとか、
邪気眼とかエターナルフォースブリザードとか真の人格影羅とかカノッサ機関とか放課後のジョーカーとか、
飛龍族の生き残りとかバルキスの定理とか語尾にぱふぅとか、
日々の暮らしのなかでそれ系の楽しい黒歴史を積み上げ続けているのであろう。
彼らがいう「中国の歴史の教育は洗脳」というのも、
日本で中学生が「因数分解なんか将来の役に立たねえよ」とか言ってるのと質的に大して変わるまい。
まあ何というか麻疹というかお年頃というか
そういう痛々しい通過儀礼にすぎないものに違いないのだ。
……ゆえに、きっと10年後の彼らはほぼ間違いなく、
過去の黒歴史を思い出して枕に顔埋めてバタバタする羽目になる。
だが、そうして大人になったときに
「でも、やっぱりうちの国の政府って汚ねえしダメなもんはダメだよな」と
自分の頭で考えてそんな結論に再び達するのか、
「政府は確かに汚ねえけど、
中国を治めるには汚ねえ連中じゃなきゃムリだわな」と
諦観して現実的になるのか。
中国では一般的には後者の方が多いようだが、
さて、このスレの中二病患者たちは今度にどちらになるのであろう。
生暖かく見守りたいところではある。